2017 オーストラリア・オープン ファイナル

2017年の全豪も、先日始まったと思ったら、今日は男子シングルの決勝の日。
日本風に言えば楽日、千秋楽である。

男子シングル決勝のカードは、ロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルという、願ってはいたけれど、強く思い願ってはいたけれど、到底思い及ばないと思っていたカード。完璧なシチュエーションだ。
ただ、両者の大ファンとしてはどちらを応援したらいいのか大いに悩むところだ。
年齢から考えて、ロジャーかな?
でも、故障が癒えてないから、調子のいい内に勝っておきたいラファかな?
 
これを書いている現時点で、ファイナルのセンター・コートまで後2時間。
イギリスのEURO SPORTチャンネルでは、もうこれまでのハイライトを放送している。ヨーロッパ時間では日曜日の早朝のスタートだね。

今回の全豪は、男子は36歳のロジャーと31歳のラファ、女子は37歳のヴィーナスと36歳セレーナのウイリアムズ姉妹。
思えば、男子も女子も時計の針を10年程巻き戻したような決勝のセンター・コートだよね。

っていうか、若い連中なにやってるんだ! と声を大にして言いたい。
特に女子。
若い世代は何してるの!

なかでもムグルサ。
彼女が19歳でセレーナに勝ったときからの大ファンだけど、最近の戦績には落胆している。
不甲斐ないとも言いたい。
まさに体たらくという状態だ。

16年のフレンチで始めてのグランドスラム・チャンピオンになったけど、他の試合での彼女は、ハッキリ言ってパッとしない。
確か、フレンチの翌週に開催された母国スペイン・オープンでは、フレンチの翌週でチャンピオンの母国凱旋という、彼女のための大会の様だったにもかかわらず、一回戦でシングル100位以下の選手に負けている。
とにかく彼女は「格下」に負けすぎるよね。
集中力が欠けるのか、ミスを連発して自滅する試合が多い。安心して見ていることが出来ない。
これは他の若手選手たちにも言えることで、ブシャールもプリスコバもバジンスキーもスビトリナも、あれっと思うような格下相手に負けてしまうことが多い。
なんかモロいところがあるよね。

でもさ、セリーナもヴィーナスもそんなことはなかった。
全盛期の彼女たちは「勝たなければならない試合」には必ず勝ってきた。
憎たらしいほどに強かった。脆さなどは微塵もなかった。

アザレンカさんは産休でしばらく出てこられないだろうし、期待の一翼だったクビトバさんはあんな事件に巻き込まれて、当分はラケットを握ることもできないそうだから、他の若い選手にはもうひと踏ん張りしてほしいものである。

そうそう、19歳のカサトッキーナというロシアの若い娘が出てきましたね。
この娘は強くなるよ!
あの向こうっ気の強さは強くなると思うな。期待してるんだ。
もう一人、19歳でオスタペンコというラトビアの選手にも期待しているんだ。感情の起伏が激しそうで、波が大きいけど強くなると思うな。

さて、そろそろセンター・コートに二人のレジェンド。
ロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルが出て来る時間です。

とっておきの上等な紅茶を淹れて、観戦することとしませう。

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